道三の娘濃姫

信長　道三の娘濃姫と結婚 

国内の敵を抑えようと、道三は娘である濃姫（帰蝶）を織田信長と結婚させることにしたんでっせぇ。 この時、道三は娘・帰蝶に「もしあれがほんまにうつけならこの刀でやつを殺せ」と刀を渡したんでっせぇ。

が、帰蝶は「いずれこの刀はおとっつぁんを刺すかもしれまへん」と言い返したどすえ。 さすがオレの娘だ！と道三は喜びたんや。 信長はちゅうと、この結婚が決まっても「娘がきたからといって道三なっとあてになりゃしへん」と鼻で笑ってやはった。 


家康のおとっつぁん・広忠　家臣に殺さはる

人質ライフを送っとる家康のもとにショッキングなニュースが入ってきたんや。 おとっつぁん･広忠が岩松八弥ちゅう家臣に暗殺されてしもたさかいす。 松平家はパニックにならはったんや。 後継ぎである家康は尾張に人しちになっとるため「この際、尾張の織田信秀に着いたほうがいいさかいはおまへんか！？」ちゅう声が、松平家で上がり始めたさかいす。 

これをヤバイと感じたのが、今川家軍師の太源雪斎どすえ。 「このまんまほな、松平家は織田についてへんへんするかもしれん。その前に・・・」と、信秀の長男・信広を攻め、生け捕りにして人しちかえことをしようと企み始めたさかいす。 


フランシスコ・ザビエル来日

スペインの宣せんせーであるフランシスコ・ザビエルが、鹿児島にやってきてキリスト教を広めたんや。 ザビエルはなんで日本にやってきたかちゅうと、マレーシアでヤジロウちゅうシトリの日本人に出会ったからどす。 ヤジロウは日本で人を殺しちゃったさかい、あちらへ逃亡。その時停泊しとったポルトガル船に乗り込んだらしい。 

このヤジロウが礼儀正しく、おりこうやったためザビエルは「日本人が全てヤジロウのようであるなら、日本人とはきょうび発見した諸国の中で一番高級な民族なんやんか？」と思い始めた。 で、1549年7月にヤジロウとともに日本へ。 

最初に会ったのは、島津貴久。 領主の島津氏は、キリスト教の布教を認める代わりに、貿易も頼むよ！ってこと布教をOK。 以後、宣せんせーらは、布教を認めてくれた大名とだけ貿易をいかはったさかい、貿易の利益のために布教を許す大名も出てきたんや。 ザビエルは、日本は貧乏けど礼儀正しい心のキレイな人がぎょうさんいる！と思ってへーたモンの、僧らに「キリスト教は邪教ほなあ！」と迫害さはるちゅうわけや。 

1550年　ザビエルは京都へいかはったが、ひどい荒れようにびっくり。 こりゃ、将軍も朝廷も力がへんさかい、キリスト教を援助してもらうのは無理だ・・・と見切りをつけ周防（山口）の大内義隆の元を訪ねたんや。 大内氏は信モンとなり、布教を許したんでっせぇ。 

1551年　ザビエルは日本を去り、残った宣せんせーらは学校を建てたりして活動したんでっせぇ。 1587年には、教会２００信モンはなんと20万人かてなり、西日本を中心に広まっていくように。 せやけどでかくなりすぎて、この後悲劇が待ち受けてへんへんするさかいおたんや。 


1549年11月　今川・織田　人質かえこと　

今川家は、太原雪斎を総大将とし、三河の安祥（あんじょう）城の主あんた織田信広を攻めたんや。 織田信広は、信長の5･6歳上のにーさんなんやせやけど、おかーはんの身分が低いさかい家督は継げへなんだ。 

この時、雪斎は「織田信広は潰すな！生け捕りにしろ！」と命令。 ちゅうのも2年前、松平広忠のぼん竹千代（家康）が、今川家に人質としてくるところを途中で奪い取られ、尾張に送り込まれてやはった。 雪斎は、信広と竹千代の人質かえことをしようとしてたさかい。で、これは上手いこといった。 

この人質かえことは、織田信広の命の代わりに三河の国の支配権を今川がもらうヨってこと。 これは信広、屈辱やった。竹千代は今川家に行き、8歳から19歳までの12年間を駿河で過ごしはったんどす。 余計話、かわるけど世話やけど、その後の織田信広やけどアンタ、1556年に斎藤義龍と手を組み、清洲城のっとりを企むが失敗。 

この時は信長から許してもろた。 その後は、信長に忠実に仕えてたんせやけど、1574年に一揆衆に殺されてへんへんする。 また、弟の信行には味方になる重臣がいたけど、信広にへーへなんだみたい。 おかあちゃんの出が悪いってだけで、おういことですネ・・・。